ホーム >> ブログ >> 増大するランサムウエアやDDoS攻撃等に備える事前と事後の対策

ブログ

BLOG

増大するランサムウエアやDDoS攻撃等に備える事前と事後の対策

ランサムウエアの対策としては、先ずは防備の強化が重要ですが、万が一攻撃を受けたときを想定し、適切な初動対応を取れば被害の拡大を防ぎ、事業や業務への影響を最小限に抑えられます。

サイバー攻撃の脅威は年々増加しており、企業にとって大きなリスクとなっています。
特にランサムウエアやDDoS攻撃は、業務停止やデータの暗号化、データの漏洩や窃取に繋がり、信頼性の低下や経済的損失等の深刻な被害をもたらすため、平時からの備えが不可欠です。

 

具体的には、事前の対策としてセキュリティ対策の強化、従業員の教育、外部専門家との連携等による防止策を講じることにより、サイバー攻撃のリスクを最小限に抑え、信頼性を維持することが求められます。しかしながら、その手口は日々進化するため、サイバーテロをゼロにするというのは非常に困難であり、起きた時の対処が同時に求められます。

 

まず、初動対応計画の策定が重要です。攻撃発生時に誰が、いつまでに、何をするかを事前
に決めておくことで、迅速かつ適切な対応が可能となります。また、ネットワーク図やIT
資産の棚卸しを行い、被害範囲の特定や重要な資産の保護に役立つ情報を整理しておくこ
とも必要です。

 

次に、外部専門家との連携が求められます。セキュリティ会社や警察など、外部の専門家の
連絡先をまとめたリストを作成しておくことで、迅速に専門家の支援を受けることができ
ます。

 

さらに、社内の報告ルールの整備も重要です。被害に気付いた際の報告先や、IT部門やセ
キュリティ部門がどのように連携するかを事前に決めておくことで、情報の伝達がスムー
ズに行われ、二次被害を防ぐことができます。広報部門と連携してプレスリリースのひな型
を作成しておくことも有効です。